多くの人たちを熱くさせてくれる音楽と言えば、何と言ってもヒップホップ。
多くのアーティストが小気味良いビートとサウンドで魅了しています。
その中でも一線を画した人物と言うと、DJ Snakeを置いて他にはないでしょう。
彼はヒップホップとEDMを融合させたような曲をいくつも手がけてきており、まさしくEDMのヒットメーカーと言っても過言ではないからです。
DJ Snakeがリリースしてきた楽曲がEDMとしては驚くほどのヒットを飛ばしてきました。これまで連続ミリオンヒットを達成するなど業界的にも稀有な存在なのです。
ユニークなDJ Snakeの生い立ち
DJ Snakeはこれまでダンスミュージック界の牽引してきた存在。パリ出身の彼は14歳でDJとして活動をスタートさせます。
15歳の頃にはすでに学校を中退しており、地元のレコードショップで働くようになるのですが、この時に培った感性で、数多くのヒップホップやEDM分野の音楽に慣れ親しんできたわけです。
このことから彼の現在の研ぎ澄まされた感性が生まれてきたと言ってもいいでしょう。
そんな彼のDJ Snakeというネーミングもユニーク。
若い頃、かなりやんちゃなことをしていた彼は警察の追手から逃げきることが得意だったとのこと。
これをきっかけに仲間たちから”Snake(蛇)”と呼ばれるようになったのです。この時のあだ名はそのままDJとしてのアーティスト名になっていたというから面白い。
とは言っても、外見的に強面のDJ Snakeは、アルコール煙草を一切やらない。そんな時間があるのなら、自分の描いてきた音楽に時間に傾けていきたいというのですから、やはりEDMノヒットメーカーなのです。
名曲Lean on
DJ Snakeはフランスが誇る天才プロデューサーと言っても過言ではありません。その地位を名実ともに確立させたのは、2015年に発表された名曲”Lean on”ではないでしょうか?
ajor LazerとDJ Snakeのコラボで歌姫のムーを迎えてリリースされたLean onは、とても洗練された世界観を醸し出しており、世界に大きな衝撃を与えたのです。
超一流のプロデューサー
彼はDJとして名を馳せていますが、Lean onを生み出したように実はプロデューサーとしても定評があります。2011年にDJ SnakeはトップアーティストのLady Gagaらに注目されたことで楽曲を提供しているのです。
2012年にはKanye WestDuck Sauceのリミックス版も手がけるようになり、さらに知名度を上げていきました。
Kanye WestLil Jon AlunaGeorgeMajor Lazerなど、彼とコラボで製作された楽曲やアーティストは数えたらキリがありません。しかも、彼の手がけた楽曲は、EDMの要素を残しつつ強烈に全面に出していない点が特徴かもしれません。
楽曲のメインはボーカル。声の魅力を最大に活かす曲作りを心がけているために、バックでサポートするようなイメージが強いのです。
しかも、グラミー賞の受賞やDJ MAGでランクインしていることを考えると、EDM界だけでなく他のジャンルのファンも多いことが理解できます。
DJ SnakeおすすめのEDM曲
では、ここで数多い作品の中からおすすめの曲をピックアップしてみました。
Middle ft. Bipolar Sunshine
Middle ft. Bipolar Sunshineは、比較的にテンポがゆったりとした彼の楽曲の中で、これまでのイメージを一新するような非常にテンポの速い楽曲です。
DJ Snakeの楽曲を聴いてからこの曲を聴いてみると、新たな魅力を感じることでしょう。女性的なけだるさの残るテンポの歌声が耳に残ってしまいます。
EDM的な印象がないのかと思いきや、サビに入ってくるとEDM的なシンセサイザーで盛り上がって来るから、やはりDJ Snakeはすごい。
その後、再び同じ流れは繰り返されて、ラストにボーカルとシンセサイザーがミックスされていくという極上のテイストに仕上がっているのです。
Bird Machine feat
Alesiaとのコラボして生まれたBird Machine feat。2013年にグラミー賞受賞の要因ともなった一曲なのですが、前半パートで鳥の声が盛り込まれているところが光っています。
スローテンポなのに、EDMと自然の音を組み合わせている点は、さすがDJ Snakeの抜群の音楽センスがなし得た結果なのでしょうか。
When The Lights Go Down
2019年にリリースされた公開されたWhen The Lights Go Downは、公開当初からYouTubeで総再生回数は1000万回を超えているのです。
EDMの定番らしい印書を受ける部分をあるのですが、曲が始まってから、ボーカロイドっぽい音声を使いながら、軽やかで進んで行くテンポも彼らしいこだわりの演出を感じさせてくれます。
美しい凱旋門の映像の中で、何処となく切ない歌詞で聴く人の心にある種の郷愁感を与えていくのです。明るいパートと暗いパートのテンポが見事にミックスされて何度聴いても飽きることはない素晴らしい曲です。
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