90年代洋楽ヒップホップ名盤紹介の第2弾です。前回と同様に洋楽ヒップホップを語る上で外す事の出来ない名盤ばかりです。
洋楽ヒップホップ初心者の方や洋楽ヒップホップに興味があってちょっと聴いてみようかと思っている方は是非聴いてみて下さい。
C U When U Get There/COOLIO
1曲目はCOOLIO(クーリオ)の「C U When U Get There」です。3枚目のアルバム「My Soul」の16曲目、ベストアルバム「COOLIO-The Very Best」の18曲目に収録されています。
西海岸のラッパーですがG-FUNK、ギャングスタ・ラップのジャンルとは一線を画しています。この曲の特徴はヒップホップでありながらクラシック音楽の名曲「カノン」をサンプリングしている事。
聴き覚えのある有名クラシック音楽のサンプリングとサビの壮大なコーラス、そしてクーリオのラップ。
シングルレコード収録の「Ren Swan's Mix」はクラシック音楽の感じやコーラスの壮大さがさらに増したおすすめのRemixヴァージョンとなっております。
まさにクラシック音楽とヒップホップが融合した大ヒット曲です。ちなみにこの曲、日本でもお馴染みのロックバンドDragon Ashの「Grateful Days」のベースラインと全く同じです。
ライブでも「C U When U Get There」のコーラスをそのまんま使っていましたね。洋楽ヒップホップ初心者の方も聴きやすい1曲ですよ。
I'll Be Missing You/Puff Daddy feat. Faith Evans & 112
2曲目はPuff Daddy(パフ・ダディ) feat. Faith Evans(フェイス・エヴァンス) & 112のI'll Be Missing Youです。アルバム「No Way Out」の16曲目に収録されています。
パフ・ダディ(本名ショーン・コムズ)は東海岸を代表するレコードレーベル「バッド・ボーイ」を立ち上げたラッパー兼プロデューサーみたいな人です。
同レーベルのこれまた東海岸を代表するカリスマラッパーTHE NOTORIOUS BIG(ノトーリアス・ビー・アイ・ジー)愛称ビギーが銃撃され他界した追悼曲です。客演のフェイス・エヴァンスはビギーの奥さん。
この曲はロックバンドThe Policeの「Every Breath You Take」をサンプリングしています。
特徴的なベースラインとパフ・ダディのラップ、サビのフェイス・エヴァンスのメロディとコーラスグループ112の優しく癒される歌声。R&B寄りのヒップホップで初心者の方でも聴きやすい曲ですね。
洋楽ヒップホップに興味がない人達でさえも虜にしたほどの超名曲です。
Guess Who's Back/RAKIM
8曲目はRAKIM(ラキム)の「Guess Who's Back」です。
2枚組アルバム「18th Letter / The Book Of Life」ディスク1の8曲目に収録されています。
ラキムはラップの神様と呼ばれる程、超偉大なラッパーです。初心者の方は是非覚えておいて下さいね。この曲は初めてミックステープで聴いた時は衝撃的でした。まずイントロから印象的で迫力満点のトラック。
そしてラキムの流れるような超絶ラップとスクラッチ。この印象的なトラックの元ネタ(サンプリング)はボブ・ジェームスの「Shamboozie」って曲です。重量感が半端ない1曲です。
とにかくカッコイイの一言!!以上!!!!
Dre Day/DR.DRE feat. SNOOP DOGG
4曲目はDR.DRE(ドクター・ドレ)の「Dre Day」です。アルバム「THE CHRONIC」の2曲目に収録されています。ドクター・ドレは西のドン(首領)と呼ばれる程の超重要人物。ラップもしますがプロデューサーですね。
有名どころで言うとあのカリスマラッパーエミネムを世に送り出した人物です。この曲は西海岸のG-FUNKと呼ばれるジャンルのヒップホップです。今まで紹介した曲と比べると少し癖のあるサウンドになるでしょうか。
初めて聴いた時、「今まで聴いてきたヒップホップとちょっと違うゾ」って感じましたね。初心者の方にもこの違いを是非感じてもらいたいです。ドレの野太い声のラップと客演のスヌープ・ドッグの甲高い声のラップ。
そして怪しげで中毒的なサウンドがたまりません。まさに西海岸のG-FUNKを代表する名盤です。
Who Am I(What's My Name?)/SNOOP DOGGY DOGG
最後の5曲目はSNOOP DOGGY DOGG(スヌープ・ドギー・ドッグ)の「Who Am I(What's My Name?)」です。アルバム「Doggystyle」の8曲目に収録されています。
このアルバムはデビューアルバムにしてアメリカで約400万枚も売れた超モンスターアルバムです。この曲も西海岸のG-FUNKと呼ばれるジャンルのヒップホップです。
そしてプロデュースはもちろん西のドン(首領)であるDR.DRE(ドクター・ドレ)です。もうウエスト・コーストG-FUNK感が出まくりとしか言いようがない曲。
「西海岸のG-FUNKってどんなヒップホップ?」って聞かれたらこの曲!伝説のウエスト・コースト・クラシックを肌で感じてみて欲しいですね。
90年代洋楽ヒップホップ名盤紹介の第2弾と題してお届けしました。今回も色んなジャンルの曲がありましたが、どれも洋楽ヒップホップを代表する名盤ばかりです。
今回紹介した中で1曲でも良いと思える曲があったなら嬉しいですね。
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