この記事は、揺るがない歴史を書いているので是非保存版としてお楽しみください!
R&Bとは?と聞かれて皆さんは「フワッとしたイメージしか」なかったりしませんか?
自分は今まで、なんとなく雰囲気で「コレR&Bじゃん」という解釈で分類してました。
だけど、他のブラックミュージックやクラブミュージック同様に、歴史を振り返ってみると、R&Bをより深く感じて聞くことができます!
というわけで!
今回は、R&Bの歴史を解説していこうと思います!
ヒップホップ、ソウル、ファンク、ジャズ、ブルース、ゴスペルが好きな人も必見の内容です!
結論 : 1940年代後半に初めて名付けられた、ブルースの影響を受けた音楽!
『リズムアンドブルース (略称:R&B)』
アフリカ系アメリカ人が主に演奏してきたブルースの影響を直に受けた音楽の形態、ジャンルを表す言葉として生まれました!
“ブルースとジャズを組み合わせた”アフリカ系アメリカ人アーティストが演奏するアップビートの大衆音楽を指す言葉として、“ビルボード”が音楽マーケティング用語に使用するために名付けられたと言われています。
名付けられてすぐに『リズムアンドブルース』という言葉が
辞書に載り始めるほど、アメリカ国内では浸透していきます。
R&Bの歴史を振り返る!
R&Bは、それまで黒人が作る音楽のほとんどを指していた
「レース・ミュージック」という名前に代わるものとして作られた言葉でもあります。
レース・ミュージック」という名前が不快だと言われるようになり、
「R&B」という呼称を使うようになりました。
1950年代
まだ流行り始めのR&Bをアフターアワー・クラブに集う
トレンドに敏感な黒人の若者達が好んでいました。
ジャズと比べられることが多く、低俗だと否定されることが多かったそうです。
次期にヒップホップ・ミュージックが台頭し、黒人のトレンドになり始めると、
「R&B = ラブソング」と認知されるようになります。
1970年代
R&Bという言葉が認知され
“ソウルやファンクなどの音楽も含むアバウトな言葉”
として広がっていきます。
現在では、ソウルやファンクも独自のカテゴリーに分類されるものの、
アフリカ系アメリカ人の都市部で歌われるほど人気の音楽のほとんどを
“ゆるく定義する言葉”としてR&Bは使用されていきます。
そんな中、R&Bは進化を遂げていきます。
R&Bのアーティスト達は、シンコペーション(切分音)のリズムと、
よりアフロセントリック(アフリカ起源)な歌詞の内容を試行し始めていきます。
教会でのゴスペル、アフリカンのリズム、拡張された新しいサウンドを
R&Bに混ぜていきます。
そうして、“ファンクやディスコミュージックの発展”に繋がっていきます。
スムースR&Bとしての浸透
ファンクやディスコミュージックのブームがあった後に
R&Bは、ダンスクラブ、都市部のラジオ番組に向けた
『アーバンでスムースなサウンド』へと向かっていきます。
1980年後半から1990年代、当時の代表的なアーティストだった
トニ・ブラクストン、ローリン・ヒル、マライア・キャリー、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソン、ボーイズ・トゥ・メン、TLC、アッシャーなどの
アーティスト達が、メロディアスでソウルフルなボーカルと、キャッチーなメロディーを強調し、ヒット曲を連発し、グラミーでのノミネートや受賞を重ねて、トレンドを生み出していきます!
TLC - No Scrubs (Official Video)
それから、台頭してくるビヨンセ、メアリー・J・ブライジ、ニーヨ、クリス・ブラウン
などのアーティストは、ラッパーやエレクトロのプロデューサー達とコラボして
R&Bの枠を押し広げていきました!
中でも、ニーヨやクリス・ブラウンは、今のR&Bダンスの火付け役です!
ミュージックビデオで魅せるダンスは、
クラブシーンのダンサーを中心にトレンドとなっていきました!
新しいサウンドでありながらメロウな曲に、スムースに踏むステップでセクシーさを表現するR&Bアーティストが2000年から2010年代人気となりました!
Chris Brown - Say Goodbye (Official HD Video)
そして、R&Bの今!
ここ近年はR&Bがメインストリームであり続けています!
サマー・ウォーカー(Summer Walker)の『Still Over It』はApple Musicで女性アーティストによるアルバムリリース後24時間での最多再生数の記録を更新!
Summer Walker - No Love (ft. SZA) [Lyric Video]
ハー(H.E.R)は今世紀初のR&Bアーティストとして
アカデミー賞オリジナル楽曲賞を受賞!
H.E.R. - Damage (Official Video)
ソウル、ファンクを現代に昇華させた、Bruno Mars, Anderson .Paakによるプロジェクト
シルクソニック(Silk Sonic)も各アワードにて豪華ショーを見せています!
Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic- Leave The Door Open (Live from the iHeartRadio Music Awards)
Hip Hopでは、90年代のR&Bをサンプリングした曲がヒットするなど
注目を浴び続けています!
ブラックミュージックで最もソウルフルなジャンルであるR&B
1940年代から遡ると、大幅なサウンドの進化もありました!
きっと、今でも黒人だけでなく、世界中のファンの心を動かしているのは、
『変わらないソウルフルなポイント』だと思います!
2022年も、R&Bが世界のトレンドであり続けるでしょう!
これからも、R&Bシーンからは目が離せませんね!
以上、保存版 R&Bとは?アーバンなサウンドとダンス?でした!
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