英単語getは「手に入れる」のほかに「●●になる」「わかる」「引き起こす」などの意味があります。
音楽の世界では至るところで使われまくっているgetがタイトルに入っている楽曲を紹介します!英語力とセンスを同時にgetしちゃいませんか?
T.M.NETWORK - Get Wild
まず一番最初に思い浮かぶのは、これしかないでしょう!ご本人たちによるリミックスだけで20種類もバージョンがある名曲中の名曲。
タイトルの意味は「ワイルドになれ」です。言うまでもなくアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとして使用されています。「新宿(このまち)ではヤワなハートじゃ生きていけないぜ」というクールでハードボイルドな歌詞が響きますね。
イントロを聴いただけでワクワクする一曲です。
Kool & The Gang - Get Down On It
この時代のディスコソングはもう、何回聴いても飽きることがありません。ドラムとベースが人力だからこそ出せる独特のグルーヴによって、自然と体が動いてしまいます。
後の初期HIPHOPにもつながりそうな、ラップの原型のようなフレーズも入っていたりと、今聴くと新たな発見がありますね。
タイトルを翻訳するとき、厳密なルールはありません。「get down」は「一緒に踊ろうぜ」「楽しもうぜ」のように使います。
downだからといって「テンションを下げろ」と言ってるわけじゃないのでご注意。テレビ番組『タモリ倶楽部』ではこのサビが「一旦木綿」に聴こえると紹介されていました(笑)
SCOOBIE DO - Get Up
じゃあget upはどういう意味になるのか?というと、これは「目を覚ませ」になるんですねー…英語の難しいところです。
日本のオシャレ系ファンクバンドSCOOBIE DOは、各メンバーが全く別の趣向を持っているため、表現が非常に幅広いことがその特徴です。とにかくドラムの演奏が素晴らしいですね。
ビシッ!ズバッ!とめちゃくちゃタイトに刺さってきます。ジャズで使われるような和音が多用されているのもクール。
2 UNLIMITED - Get Ready For This
いつFatboy Slimにリミックスされてもおかしくない90sテクノの大本命といった感じですね。この時代はちょっとゴージャスすぎるかな?というほどにシンセサイザーをたっぷりと潤沢に響かせると"あの時代"の音になります。
タイトルの意味は「これに準備しな」ですが、ここでいう「これ(This)」は特定の何かを指しているというよりは「コイツぁすげえや!」みたいな使い方ですね。
初期のブレイクダンサーもこういった音楽をよく使用していました。実はブレイキン初期には、ダンサーたちは自分たちの踊っている音楽を『Electro Rock』と呼んでいたってご存知ですか?
Earth, Wind & Fire - Getaway
すべてのパートが打楽器なのかと錯覚してしまうほどグルーヴに満ち満ちたEarth, Wind & Fire。Kool & The Gang同様、ディスコ黄金時代を支えたクラシックですね。
タイトルは「逃亡」という意味です。getとawayを離さずに、ひとつの単語として表現するのがポイントです。アフリカ系アメリカ人の音楽には、とても頻繁に「脱出」「逃亡」という意味の歌詞が出てきます。
それは言うまでもなく、奴隷船によって連れてこられたアメリカからアフリカへ帰るという意味です。
そこを意識して、この曲をふたたび聴いてみてください。
まとめ
以上、getがタイトルに入っている曲でした!getは色々なジャンルの音楽に含まれる単語で、その中に含まれるメッセージもまた様々です。よくJames Brownが"Get funky!"と言ってますよね。
名曲を聴いて目を覚まし、踊り、人生を切り拓きましょう!
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