【簡単解説】ヒップホップのルーツ&おすすめ映画

HipHop

ヒップホップのルーツとおすすめ映画

ヒップホップの誕生

ヒップホップの認知が進んでいます。
アメリカ映画で黒人青年が歌い踊る姿が話題になり、ヒップホップは黒人音楽との認識が定着していましたが、最近は欧米やアジア人の愛好者が増加傾向にあり、クラシックのカテゴリーに入れられるのも遠からずと思われます。
ヒップホップは1970年代にニューヨークのサウスブロンクスで生まれたと言われています。1970年代、世界ではディスコがブームでした。しかし、貧乏なアメリカ黒人青年やヒスパニックはディスコに行く費用を捻出できず、公園でパーティーをしていました。各人でツールを持ち寄り歌い踊り、ヒップホップ音楽が発生します。このようなパーティーの中に3人のカリスマDJがいました。クール・ハーク、アフリカ・バンバータ、グランド・マスター・フラッシュの伝説のDJたちです。この3人は、現在ヒップホップの元祖とされています。
ラップ、DJプレイ、ブレイクダンス、グラフィティはヒップホップの四大要素と呼ばれ、アメリカのストリートギャング文化との関係も指摘されています。抗争を無血に終わらせるために、銃や暴力の代わりとしてブレイクダンスやラップの優劣で勝敗を決めていました。現在は発祥地アメリカだけにとどまらず、ダンスのジャンルとしてファッション業界に影響を及ぼすなど世界各国に広まっています。

ヒップホップの名曲

The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel

The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel

1980年にグランドマスター・フラッシュが発表した曲です。初期のパーティーの雰囲気が感じ取れるものになっています。

Planet Rock

Afrika Bamabaataa & The Soulsonic Force – Planet Rock (Official Music Video)

アフリカ・バンバータが1982年に発表しました。クラフトワークとドラムのビートを融合し、ヒップホップのサブジャンルであるエレクトロを生み出しました。

Straight Outta Compton

N.W.A. – Straight Outta Compton

N.W.A.が発表したギャングスター・ラップです。これがヒップホップの代表的なスタイルとして、長年続いていくことになります。

ヒップホップ映画

ヒップホップ映画の代表的な作品をご紹介します。
(参考URL https://allabout.co.jp/gm/gc/470411/)

「ビートストリート」(Beat Street/1984年)

おすすめのヒップホップ映画です。ヒップホップの4大要素であるDJ、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティが盛り込まれ、当時のファッションやパーティー、アートをリアルに感じることができます。

「ドゥ・ザ・ライト・シング」(Do the Right Thing/1989年)

ドゥ・ザ・ライト・シング (字幕版)

社会的な問題を鋭く提起することで知られるスパイク・リー監督の2作目の作品です。ブルックリンのベッド・スタイバソンという地区を舞台に、主人公のムーキー(スパイク・リー)と友達や恋人、近所に住む人たちに起こる日常と、同じ町に同居する異人種間の問題から生じる事件を描いたドラマです。

「ジュース」(Juice/1992年)

ハーレムで育つ4人の青年の友情と別れを描いた犯罪サスペンスです。今は亡き90年代のラッパー、2パックは今作でデビューを飾り、激しいビショップ役を演じています。サミュエル・L・ジャクソンやクイーン・ラティファが出演していて、90年代のヒップホップファッションやヘアースタイル等を楽しむことができます。

「8マイル」(8 Mile/2002年)

https://www.youtube.com/watch?v=XnUYOthq19Y
エミネムが主演(ジミー役)を務めた「8 Mile」です。エミネムの出身地であるミシガン州デトロイトを舞台に、貧困地区で暮らすジミーの厳しい現実と、ラッパーとして名声を得るため、命をかけてフリースタイルバトルに挑む姿が描かれています。作品の世界興業収入は2億ドル以上に及び、日本国内でも2003年の洋画興業収入で1位を取りました。2002年にアカデミー賞歌曲賞を受賞した主題歌「Lose Yourself」を聴くと、エミネムの本質が分かります。エミネム自身が持つダークサイドな部分と魂の叫びを感じる演技に心を打たれる作品です

「はじまりはヒップ・ホップ」(2014年)

はじまりはヒップ・ホップ(字幕版)

平均年齢83歳、ギネス公認の世界最高齢ダンスグループが、世界最大のヒップホップ選手権へ挑戦する姿を描き、第30回サンタバーバラ国際映画祭で観客賞を受賞したドキュメンタリーです。ニュージーランド・ワイヘキ島で誕生したダンスグループ「The Hip Op-eration Crew」。94歳のスターダンサーをはじめ、元軍曹や杖なしでは歩けない人、ほとんど目が見えない人など、メンバーの平均年齢は83歳です。振り付けを覚え、踊ることすら一苦労の彼らの目標はラスベガスで行われる世界最大のヒップホップダンス選手権に出場すること。彼らの挑戦はマスコミで大きく報じられ、年齢の壁を越えて多くの人を動かしていきます。

「ストレイト・アウタ・コンプトン」(Straight Outta Compton/2015年)

ストレイト・アウタ・コンプトン(吹替版)

80年代半ばに登場し、90年代頭までギャングスタラップの代表的存在として活躍したグループ、N.W.Aの音楽伝記映画です。当時、N.W.Aはストリートで起こっているリアリティー、人種差別や警察による虐待などをラップし、大きな社会問題として世間に取り上げられました。ドクター・ドレーとアイス・キューブはプロデューサーとして制作に深く携わっており、作品を通して彼らのルーツであるN.W.Aに対する想いが伝わってきます。興行収入は201億ドル以上になり、音楽伝記映画としての興行収入は史上1位を記録しました。