EDMを代表するド定番の名曲を大紹介!
Raise Your Weapon|Deadmau5
EDMは最新音楽ジャンルですが、似たようなサウンドは随分前からあります。ではなぜ、最近になって話題を独占しているのでしょうか? それは、deadmau5(デッドマウス)のようなライブでも盛り上げられるアーティスト兼DJが増えたという点が挙げられます。
デッドマウスことジョエル・トーマス・ジマーマンは、ライブではネズミの被り物が印象的ですが、さらに毒舌で他のアーティストを面白おかしく貶す能力も兼ね備えています。それまで、EDMやDJなどは目立たない人が多かったのですが、彼はそれらの常識や枠組みを全て超えてしまいます。
女性ボーカルとピアノから優しく始まり、途中でハウスになり、最後はビートを強くして終わるという、まるでエレクトロミュージックの歴史を全てつぎ込んだ意欲作です。盛り上がり要素だけで一曲を完成させたのですから、これがヒットしない訳がありません。EDMだけでなく、2010年代の幕開けを予感させる名曲が誕生しました。
Turn Down for What|DJ Snake
再生回数8億回に迫る、DJスネークの代表曲の一つです。ラッパーのリルジョンとのコラボ曲で、この人は有名無名を問わずに様々な人とコラボをして、そのどれもが話題曲となりヒットするのが特徴です。リルジョン以外にもジャスティンビーバーやメジャー・レイザーとの曲も有名ですよね。
EDMと聞いて、DJスネークを思い出す人も多いほどのEDMの第一人者のアーティストです。それまで、エレクトロニック・ダンス・ミュージックという事もあり、ヒップホップを強調する曲はあまりなかった/ヒットしませんでしたが、DJスネークの手に掛かるとジャンルなどを気にせずに、どんな曲やアーティストでも結局は彼らしい曲に変貌させてしまう手腕は見事です。
ミュージックビデオもおバカ要素が強めですが、これぐらいでないと動画再生回数を上げられないのでしょう。また、世界中の若者ウケする理由も何となく分かってしまう気がします。
さらに人気がある「Lean On」と言う曲も必聴なので、こちらもEDM初心者から上級者までおすすめのアーティストです。
Titanium ft. Sia|David Guetta
個人的にかなり好きなアーティストです。それはシーア(オーストラリアの女性歌手)との楽曲が抜群に良いのもありますが、EDMが人気の理由として高揚感が他ジャンルよりも得られる点があると思いますが、デヴィッド・ゲッタはその使いどころが抜群に上手いのです。
必勝パターンを身に付けそれを効果的に使っているのでしょうが、音の強弱の使い方で盛り上がるサビの一歩前の部分は本当に絶妙です。現代の音楽職人は、この人が一番近い存在ではないでしょうか。
この曲以外にも「Flames」や「She Wolf」などもシーアとのコラボで、彼女のボーカルが素晴らしすぎるので、ぜひEDMを代表する曲として聴いて下さい。
Bangarang feat. Sirah|Skrillex
彼の活動初期はハードコアなロックバンドで、そこから突如方向転換をして現在のEDMやDJとしてトップスターに躍り出ました。
重低音が強めで攻撃的なEDMがSkrillexの特徴ですが、それは彼のバックボーンにハードコアやパンクミュージックの影響があるのでしょう。だからサビ部分で、他のEDMなら想像通りのアッパーな高音重視の盛り上げになるのに、この人は反対に凶暴サウンドで高揚感を得る様にしています。そして、それが成功しているのが凄いですよね。
他にも「First Of The Year」やKendrick Lamar - 「HUMBLE.」のSkrillex リミックスなども必聴サウンドです。
This Is What You Came For ft. Rihanna|Calvin Harris
EDMを代表するアーティストは紹介してきたSkrillexやDavid Guettaなど何人もいますが、もし一曲を選ぶとなるとリアーナをフィーチャーしたこの曲ではないでしょうか? 2016年の曲ですが、再生回数は驚異の20億回突破です。
EDMはどんなジャンル? どんな曲と友人などに質問されたら、最初にこの曲を聴かせれば雰囲気や感じが分かってもらえるでしょう。この曲を聴いて好きになったら、ぜひより良い音楽環境でもう一度聴いて下さい。スピーカーやヘッドフォンを変えて、もう一度聴いてみるとこのサウンドの使い方とリアーナの声が見事に合っていると実感します。
ダンスやパーティー好きの女性なら、この曲を嫌いな人はまずいないでしょう。EDMだけでなく、2010年代のベストソングの一つです。