日本のチル系hiphopでエモい雰囲気の曲と言えば(Pt.2)
前回に続いて表題通りのヒップホップを紹介してくよ。
ヒップホップ聞かない民にもコタツに入ってチルく紹介できるような曲を基準としていくね😉
[おすすめ曲]MSN - Machikaze
この投稿をInstagramで見る
MSN(メセン ※メッセンと表記の場合も)は、(旧)Taeyoungboy(テヤンボーイ)/(現)TAEYO, KK, RICK NOVAからなるグループ。2016年5月から東京都内を中心に活動。
甘いフェイスのフロントマンがTaeyoungboy(現)TAEYO、色黒ハーフっぽい出で立ちの彼がRICK NOVA、バース1から登場するのがKK。
それぞれが個別で活動しており、特にテヤンボーイの活動の勢いが凄い。
本楽曲は2017年ドロップと少し古めながらフッドでチルするメンバーの立ち振舞いやファッション、コロナ以前の街の空気感が見どころとなっておりミレニアル世代発信ながら
リップスライムの超クラシックなあの曲からまさかのライムジャックなどテヤンボーイの両親は音楽好きとのことなのでそのへんのバックグラウンドを邪推しながら聞くとまた一興。
彼の洗練された装いはさすがの服飾科の学校卒。肝心のラップスキルも本楽曲ドロップ時点でたった2年という恐るべき伸びしろにもご注目。
この曲ちなみにApple Musicから削除されているとの事。権利関係とかの闇深いヤツ?かな?
とっても良曲なので供給インフラにはなんとか残してほしいところ。
"ラップとかHIP HOPに興味なかったけどこの曲はすんなり抵抗なく聴ける、MSNハマりそう。"
"Apple Musicになくて、定期的に聴きにくる。何年経っても、本当に好き。"
"これ聞きに来るとまじで鎌倉歩きに行きたくなる"
数年前の曲でも上記のような新しくてアツいコメントが来ているYouTube。
彼らのオフィシャルチャンネルはコチラ。
Taeyoungboy(現)TAEYOのソロもめっちゃかっこいいのはもちろん知ってるよね?👊😎
[おすすめ曲]ゆれる feat.田我流 - EVISBEATS
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
こちらもドロップは2012年と10年前ながらスティルイチミヤ・田我流(でんがりゅう)というNY帰りのMCが日常を切り取ったようなシーンの中、非常にチルなラップを聴かせる。
誰も居ない実家で昼近くに起き、緑茶を淹れてタバコを吸いながらお香を炊いてタンテ(もちろんアナログ)でお気に入りの一枚を掛ける。後はフッドをうろついてヤンキーの弟と見られる男の子たちと最寄り駅のようなところで落ち合うといった仕上がりの映像。
当時ではやや珍しかった「チルい」バイブスでのラップをいち早く体現し、大きく波紋を呼びながらBボーイ達がこぞって訳知り顔でカーステとiPodをAUXで繋ぎガールズにしっとりと聴かせたというバイブル的な一曲。
フリースタイルダンジョンでもその存在感を示したレペゼン関西の韻踏合組合出身のEVISBEATSがほぼ同じような時期に出したチルなシットである以下も未だに根強い人気。
[おすすめ曲]『HIT NUMBER - EVISBEATSとPUNCH REMIX』 - おかもとえみ
この投稿をInstagramで見る
ほぼ全編に渡っておかもとえみちゃんとの一人称視点の夜のデートと見られる映像がカーテンなどに投影され、本当に死にたくなるながら何故か見入ってしまう危険な映像。
ファッションやその出で立ちから微熱感の漂う文化系女子的な匂いのするおかもとえみちゃんとの幼気な笑顔(かわいい)と共に流れるヒップホップな雰囲気ながら肩の力は抜けている低体温なラップにヤラれたヘッズも多いと聞く。
この映像を通してチルできれいめカジュアルなバイブスに冒され疾患を抱えたBボーイ達がYouTubeの関連動画を漁り、おかもとえみ所属の別グループの「フレンズ」というバンドに辿り着きそして無事ヤラれそのポップなラップ担当のお兄さんのスキルに疑問を抱きながら本作とはまったく声質の違う歌声で歌うえみちゃんに圧巻されるまでがセット。是非チェックしてほしい。
「HIT NUMBER EVISBEATSとPUNCH REMIXはいろんな人に聴いていただく機会があったみたいで。それまではベーシストとしてバンド界隈にいたのが、それまであまり関わりのなかったクラブ界隈で曲を流してくださることが増えたんです。
そこからオファーを頂くことが多くなった」と自身のキャリアのターニングポイントになったというのも納得の力作。
(kikivivililyなどもそうだけど、バリバリにヨソの界隈でやってた下地が有る実力者が"元々好きだった"クラブ畑に転身してきて迎合されて、っていうクラブ畑の懐の深さが好きだしヨソの文化が入ることで音楽的なダイバーシティ推進されるのは楽しいよね)
夜にダンスのこのお姉さんの踊ってるときの表情や動きほんと好き(かわいい)
フレンズのハッピーなバイブスに満たされたポカポカな音楽を是非体験してほしい👇
割りと近年には唾奇&DJ HASEBEとのコラボに参加するなどめちゃめちゃ豪華なメンツでの夏のチル曲もドロップされている。
[おすすめ曲]水星 feat.オノマトペ大臣 - tofubeats
この投稿をInstagramで見る
神戸出身のトラックメーカーであり楽曲提供はもちろんオートチューン(Perfumeとかが声に使用するエフェクト。ビヨヨーンってなるアレ。)使用による自身のシンギングやビートメイク&リミックスワークからリリカルスクール(上手い!エモい!かわいい!夏の曲いい!)のプロデュースまで精力的な活動がめざましい音楽製造業従事者・トーフビーツ。
彼がまだ無名の"神戸の大学生"だった時代に東京の大手や著名人を押しのけiTunes総合チャート1位を勝ち取ったことは大変な衝撃であり、インターネットを武器に自身を直接かつ積極的に売っていくというメソッドの先駆者の1人だったように思う。
エモで物悲しさを少し感じるようなトラックにオートチューンのコーラス多めのラップが気持ちの良いパキパキしたサウンド。これが非常に爽やかなのだ。
この「水星」、実はいろんなバージョンが有るのをご存知だろうか。ほんと支持されてんなーって感じ。歌いたくなるもんね実際。
仮谷せいらによるバージョン。本家とリリックに違いはない。(とてもかわいい)
だをこによるバージョン。詰めるようなラップと儚げなバイブスが非常にエモ。(とてもかわいい)
ラブリサマーちゃんによるバージョン。なんとピアノ。これは贅沢。泉まくらとの楽曲などヒップホップ界隈からも目が離せない存在となってきたシンガーソングライター。本家とリリックに違いはない。(とてもかわいい)
水星EPも置いときますね。ちなみにジャケのカップルの背景は、神戸のメリケンパークなどの実際の景色から作成されていると思われる。ロケ地巡りも界隈で人気の模様🎡🗼🚢
ドライビングコース知りたい要望あるということなので、水星ロケ地込みのマップ作りました。暇つぶしにどうぞ。 https://t.co/IMdqhIpVPi
— tofubeats (@tofubeats) April 15, 2014
[おすすめ曲]Blue in Green - kiki vivi lily × SUKISHA
この投稿をInstagramで見る
イントロから判る良曲!なにせSUKISHAビートにkiki vivi lilyの甘口ボイス!!「嵐の中の情事」をイメージされたにしてはお洒落でモダンかつジャジーでスローなハウス。
実は意外にもトラック、メロディ、リリックの作成はSUKISHAが担当したことは知られていないようだ。
冒頭からサビの、(つやっつやの!!)エレクトロピアノとベースの打ち込みが一番のエフォートポイントであり、全体がチルな雰囲気になるようにひとつひとつの音色にものすごく気を使ったという本作。
SUKISHA本人が制作のデッドラインを何度も破ってしまいながらも渾身のドロップとなったが、仕上がりは極上の浮遊感。大好評のあのRainbow Townから1年、待望のデリバリー!
上記で紹介したトーフビーツ御大のリミックスも併せてどうぞ😉
まとめ
以上、表題通りのおすすめ楽曲をお送りいたしました。
届けこのエモエモ fleva in ur ear!
You may also like