この記事は、揺るがない歴史を書いているので是非【保存版】としてお楽しみください!
Hip Hop(ヒップホップ)が地域コミュニティの祭典を公園などで行う“ブロックパーティー”から派したのはご存じでしょうか?
もちろんパーティーなので、音楽をかけてくれるDJが必要だったのですがそんなDJと共に動くクルーがありました。
そのクルーには、パーティーでマイクを使って盛り上げるMCをする人間がいました。
その人間こそが“MC”ラッパーの始まりだと言われています。
そんな70年代の歴史から今、日本ではMCバトル、ラップバトルが当たり前に人気となりました!
『そもそも、なんでラップでバトルし始めた』って思ってる人も多いと思うので今回は、わかりやすくMCバトル、ラップバトルの歴史について触れていきます!
結論 : 他のライバルよりも優れていることを証明する為!
ヒップホップムーヴメントが起きると、もちろん周辺の街で数々のパーティーが行われて、数々のDJやクルーが台頭してきます。
そんな中、MC達も同じで“他のライバルよりも自分達がイケてる”というのを証明する為に、ライバルをディスして自分の優位性を保とうとします。
そうして、相手からアンサーがあってバトルが盛んになっていきます!
なんでそんなにディスりあうのか?
ジャマイカやアフリカンがルーツである黒人達が生み出したカルチャーでありムーヴメントであり音楽である“Hip Hop”
そもそも長い歴史の中で、黒人達の中ですら対立があって隣町同士でも対立がありました。
そうやって歴史を辿ってきた人間から派生したヒップホップは生まれ持ちながら
『自分の実力を相手に示したり、立ち向かってくる相手を迎え撃つ』
という性質を抱えてしまいます。それが、1番のディスりあう理由です。
尊重され守るべき歴史と伝統があることや、リスペクトを得るため、優位性を保つ為にディスりあって戦うことを大半のラッパーは分かっていましたが、そうでないラッパーによって“ビーフ” (ラッパー同士でのイザコザや争い)へとバトルが派生してしまいます。
日本でのMCバトル、ラップバトル始まり
そんなヒップホップも日本に上陸してきます!
盛んになったのは2000年前後!
その当時、毎年夏に代々木公園の野外ステージで行われていました
“B-BOY PARK”が日本国内にMCバトル、ラップバトルを広めたと言われています!
今も人気ラッパーである
“KREVA”
“漢 a.k.a. GAMI”
“ZEEBRA”
なども過去にB-BOY PARKに参戦しています!
そんな日本に新しく入ってきたヒップホップ、MCバトル、ラップバトルに追い風を吹かせるのが、デトロイト出身のラップゴッド“Eminem”が主演した映画『8 Mile』
MCバトル、ラップバトルを描いた映画が大ヒットします!
それから数年で全国規模のMCバトルが日本各地で展開されていきます!
2005年には“ULTIMATE MC BATTLE (UMB)”
2007年には“戦極 MCBATTLE”の前身イベントが始まりました!
そこから、あっという間にMCバトル、ラップバトルはお茶の間まで広がり
今では、お笑い芸人同士までがバトルをする企画までテレビで放送されるようになりました!
そもそも根が深かったバトルの歴史
Hip Hopはカルチャーであることが大前提です!だからこそ作り出してきた黒人達の根源にある“対立”や“表現方法”から生み出された争いの1つにMCバトルがあります!
日本に住んでいる自分達には、あまりピンとこないところがありますがHip Hopの歴史も踏まえて、MCバトル、ラップバトルを見るとより深掘りしたり、関心を持てたりできるので頭の片隅に置いておいてみてください!
何より、今ではたくさんバトルMCがいますし、大会もたくさん行われています!
どんな大会にでも現れて優勝する大物MCも要注目ですが、急に出てきた勢いのある無名のMCも是非チェックしましょう!『知らぬ間に有名になって、バトルシーンを牽引している存在になってた!』
そんなMCがたくさん出てくると思うので、置いていかれないように!
最後にオススメしたいベストバウト!
""AUTHORITY vs MU-TON"" UMB 2018 GRAND CHAMPIONSHIP 決勝戦
同じ東北出身同士のUMB 2018のGRAND CHAMPIONSHIP決勝戦!
THEラッパー感が溢れる2人の決勝は、ビート(般若 - 最ッ低のMC)も相まってシビれる1戦ですね!
今では、楽曲リリースや客演でも目立つ2人ですが2人のようにMCバトル、ラップバトルから音源やライブが注目されるラッパーも多いですね!
バトルから好きになったMC、ラッパーの音源やライブも是非追っかけてみてはいかがでしょうか?
以上、【保存版】MCバトル、ラップバトルの始まり でした!
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